月面シティ、どう使う? どんなことをしたい? 
「月」だから ── やってみたいこと、実現したいこと、アイデアいろいろ

日時:2019年2月9日(土)13:00~17:00
場所:ニュー新橋ビル(東京都港区新橋東京都港区新橋2-16-1)

今年最初のASTRAX月面シティ開拓者市民会議が東京・新橋で開催されました。集まったのは会員に加え、今回はオーストラリアからの参加者や月ビジネスに関心を持つゲストも含めて26名。ブライダルやリゾート、医療、宇宙人材の育成、経営コンサルティングなど様々な分野の12名が、月で展開するビジネスをプレゼンテーションしました。プレゼンの質疑応答では、「一緒にできたら面白いかも」と、お互いの事業アイデアに興味津々。続いて参加者の自己紹介が和やかに行われ、あっという間に時間が過ぎました。
この月面シティ開拓者会市民会議は、たんに月の土地の購入者同士が夢を語るための交流会に留まりません。お互いに信頼関係を築きながら、メンバーたちが月ビジネスの実現を目指すコミュニティです。現在、月ビジネスといえば、宇宙船を建造したり、飛ばしたり、ハードを担う企業が注目されています。しかし実際に月へ行く準備段階から到着し滞在する場面では、乗客や乗務員をサポートするソフト面の事業も必要です。ASTRAX月面シティには、そうした多様なサービス提供していきたいと考えているメンバーが集まっています。
とくに今回は、それぞれの事業紹介だけでなく、アイデアを具体的な事業プランにブラッシュアップして、夢の実現を後押ししてくれるプロジェクトや、月にASTRAXワールドを創るという構想が発表されました。
まず、経営コンサルタントの鈴木秀一氏からは、「ASTRAXをしゃぶり尽くそう」と題して、メンバーから、ASTRAXが持っている月の土地や無重力体験などのリソースとコラボレーションするビジネスプランを募集する、との発表がありました。これは新たな価値を生み出すとともに、宇宙に関わるコミュニティまでも創ってしまう事業家革新プロジェクトです。せっかく面白いアイデアを思いついて会社を起ち上げても、お客さんを集めるのはそう簡単ではありません。一方で、イベントで集客するのが得意な人もいます。このプロジェクトは、メンバーの得意なところをつなげて、できるところから皆で寄ってたかって事業化をスピーディに実現していこう、というものです。2020年にはアワードを設けることも検討しているとのこと。さっそくビジネスプランを練り始めたメンバーもいるのではないでしょうか。
民間宇宙飛行士の山崎大地氏からは、ブロックチェーン技術を使って、宇宙に広がるASTARXワールドを創るという構想が披露されました。宇宙ビジネスは近い将来、急速に参入する企業が増え、提供される商品や顧客も一気に増加していくでしょう。そうなると人間の力で管理やコントロールするのは難しくなります。AIやブロックチェーンを使えば、ASTRAXの持っている商品やサービスを、欲しい人と瞬時に結び付けるしくみが作れます。また対価の支払いも、ASTRAXオリジナルの仮想通貨と交換できるようなワールドを創っていくとのことです。ASHIRAXワールドが初めに展開する月は資源も少なく、モノを持ちこむにはコストもかかります。そのため、皆が使うものはシェアする、合理的な究極のシェアリングワールドを目指します。
最後に市長の寺内正樹氏から、この月面シティ開拓者市民会議を今後2か月おき程度のペースで開催していくことや、運営体制などについての提案があり、いよいよ月面でのビジネスコミュニティの胎動が始まりました。
アポロ11号が月面着陸したのは1969年7月。人類が月面に足跡を残してからちょうど50周年の今年は、月面シティのメンバーが宇宙ビジネスに一歩踏み出す記念の年になりそうです。